ありがたいな。 |
| 島根県温泉津の宗教的天才詩人 才市翁 下駄職人をしながら、かんな屑に書きとめたこの人の詩を読むとなまじっかな宗教詩はつくれない。 |
極重悪人唯稱佛(ごくじゅうあくにんゆいしょうぶつ)
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| 極重悪人(自分のこと)はただ佛の御名を称えるべし 自分もまた彼の佛のふところにあるのだから いろいろな煩悩で真実が見えない自分であるが 大悲の佛はどんな時にも倦きることなく私を照らしておられる。 |
我キリストと共に十字架につけられたり
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真の信仰を実感した者のみが語りうることばであろうか。 |
快楽もほしからず
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| この詩は宮沢賢治が書き込んだ手帳の中にある有名な詩「雨ニモマケズ」の少し前の部分にある詩である。病躯の中で燃えるような「法華経」にたいする彼の宗教的情熱がわれわれの胸を激しく打つ。特に中心の第3行目”いまはただ”の部分は純粋な詩的フレーズとしても無上の響きもつ。(この詩は昭和6年10月から翌年初めまでの間に書き込まれたものといわれている。校本 宮沢賢治全集 第12巻 39頁・691頁) |
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解脱の光輪 |
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親鸞聖人の和讃は、自身が経験した宗教的真理を人々にわかりやすく伝えるために彼自身が著したものである。
親鸞はここで、人間存在の束縛を解き放つ宗教的真理についての自己の体験を人々に強烈にうったえている。 とくに「光觸かふるものはみな、有无をはなるとのべたまふ」は人間存在にとって味わうべき深い意味をこめたことばであると思う。 |
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ともなふ 独りむまれて 生死の道こそかなしけれ 千秋萬歳をくれども ただいなずまのあひだ つながぬ月日過ぎゆけば |
| 一遍の百利口語を読むと、宗教の問題はやはり人間の死の問題が出発点にあるということがはっきりする。死の不条理をどう考えるか、これはとりもなおさず生の不条理をどう考えるかということでもある。百利口語の冒頭のことばはこの点をはっきりと我々に示してくれている。 |
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道場すべて無用なり 行住坐臥(ぎょうじゅうざが)にたもちたる 南無阿弥陀仏の名号(みょうごう)は 過ぎたる此身(このみ)の本尊なり |
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今月のことばも一遍上人の百利口語よりとらせて いただきました。 「修行する道場などはいっさい無用です。ねても起きて も唱えつづけるナムアミダブツの名号は、この身に過 ぎた本尊なのです。」というこの言葉には遊行僧「一遍」 の真骨頂がうかがわれます。 真の宗教的実践には、修行のための大きな道場など いらない。「南無阿弥陀仏」の名号さえあればよい。 ほんとうの宗教的真理に感応した精神のみが発するこ とができる 珠玉の言葉だと思います。 |
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晩飯 からだも悪いし どうやっても正しい人間になれない 御飯を食べながら このことをおもって うつむいてしまった 断章 わたしは弱い しかしかならず永遠をおもうてうたう わたしの死ぬるのちにかがやかぬ詩(うた)ならいまめのまえでほろびてしまえ |
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今月はキリスト者で詩人「八木重吉」の詩を 二編選んでみました。 「晩飯」でみずからをふりかえり、御飯をたべながらうつむいてしまう自分 この気持ちがあればこそ「断章」におけるように 基督に触れ、永遠をおもってうたう 力強いキリスト者「八木重吉」のうたがあるように思います。 |
◎今月の言葉(2001年9月)
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基督 神はどこにいるのか 基督がしっている 人間はどうして救われるのか 全力をつくしても人間は救われはしない 基督をいま生きていると信ずることだ 基督に自分の罪を悔ゆることだ 真理 真理によって基督を解くのではない 基督によって 真理の何であるかを知るのだ |
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今月も前月に引き続き「八木重吉」の詩を 二編選んでみました。 浅はかな解説は無用のものと思います。 この二編の詩において 基督にすべてを委ねた 真正のキリスト者「八木重吉」の面目躍如たるものが あるように思います。 |
◎今月の言葉(2001年10月)
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問
「百日以内の赤ん坊は穢れているので、寺社のお参りを遠慮せよといわれますのは」 法然「百日以内の赤ん坊の穢れなど別にかまいません。なんでもきたないものがついていれば、きたないでしょう。赤ん坊にかぎりますまい。」 問 「にら、ねぎ、にんにく、肉を食べて、そのにおいが消えなくても、つねに念仏をとなえてよろしいものか」 法然「念仏はどんなことにも、さしさわりのないものです。」 問 「七歳の人が死んでも物忌みすることはないといわれますのはどうしてですか」 法然「仏教に忌みということはありません。世俗でいっているだけのことで、どうにでも。」 問 「父母より先に死ぬのは罪といわれますのは、どうですか。」 法然「穢土の世の常、どちらが先か後かは人の力の及ばぬことです.」 問 「酒を飲むのは罪になるでしょうか」 法然「ほんとうは飲まないのがよいのですが、これも浮世のならい。」 |
法然 ー百四十五箇条問答ーより
橋本峰雄現代語訳
◎今月の言葉(2001年11月)
ー菩薩願行文よりー
ー菩薩願行文よりー
◎今月の言葉(2001年12月)
霊魂は不滅か
それとも滅するか